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『アンネの日記』の著者、アンネ・フランクが第二次世界大戦中にナチス強制収容所で命を落としてから、今年で70年目となる。著作権の保護期間が作者の死後70年で失効する欧米では、この作品の”著作者”は一体誰なのか、という論争が起こっている。
アンネ・フランク財団の主張は、本を出版したのは彼女の父親であるオットー・フランクであり、彼が亡くなったのは1980年なので、著作権の有効期限は切れていないというもの。一方多数の出版関係者は、本を執筆した人物はアンネ本人であり、父親は著作者とはみなせない、という主張をしている。
もし財団が意見を引き下げれば、年が切り替わる来年1月1日から『アンネの日記』は著作権フリーとなり、デジタル版が世界中で配信されるだろう。
引用元:The Guardian