アドラー心理学ブームの火付け役の『嫌われる勇気』の続編!
アドラー心理学ブームの火付け役となり、ベストセラー本として未だに注目を浴び続けている前作『嫌われる勇気』の続編がついに登場!
あの日、哲人と別れてから3年、中学校の教師になった青年が興奮しながら再び書斎を訪れ、アドラーの思想はペテンだ、失望したと言い放った―
そんな青年に哲人は、多くの人はアドラー心理学を誤解していると伝える。
人々が陥いるアドラー心理学の誤解とは? 哲人が語る“愛”、“自立”の本当の意味とは?
前作同様、もしくはそれ以上に話題になること間違いなしの本作。早くも、人生の指南書としてそばに置いておきたい感動の一冊との声が続出中!
『幸せになる勇気』 みんなの感想
◆『嫌われる勇気』は入門編、『幸せになる勇気』は実践編
前作を読んで感銘を受け、一気にアドラー心理学にのめり込んだものの、実践に移すことはそう簡単ではありませんでした。憤慨しきりの青年の発言は滑稽にも感じましたが、その指摘の適格さは、私のフラストレーションを一掃してくれました。読了後、これからは哲人に手ほどきを受けながら現実を渡り歩いていけるのだという感覚で、鼻息が荒くなりました。『嫌われる勇気』のヒットに便乗して続編を出したのでは…と思うなかれ。復習を交え語られていますが、詳しく掘り下げただけの説明ではなく、今作で改めて価値観が変貌を遂げるような「知」を得る読者も多いはずです。
◆学生のうちに読んでおきたかった
人の行動の裏に隠された真意を、親と子、教師と生徒との関係に例えて語る哲人の説明は、とても分かりやすく、壮大なテーマではありますが日常とかけ離れた感じにならないのはさすがです。
子供のためにと主張してやってきたことが、実は自分の目的のためだったと気付き、ギクリとさせられる場面が多くありました。前作を読んでも、まだまだ理解しきれていなかったことを思い知らされショックを受けましたが、このタイミングで知ることができて、ホッとした自分がいます。
アドラー心理学の理念を信じていれば幸せになれると思っていましたが、ただ信じればいいというものではなかったのですね。