2015年も残すところ僅かとなりました。今年もさまざまなコミックやライトノベルがアニメ化され、話題となりましたね。
そして、2016年1月クールでも、話題作のアニメ化作品が目白押しです。
今回はその中で、原作を電子書籍で読める作品をご紹介いたします。
冬休みのうちに読んでおけば、来季のアニメを120%楽しめること間違いなしです!
2016年1月放映開始 アニメ一覧
・亜人
・大家さんは思春期!
・おしえて!ギャル子ちゃん
・おじさんとマシュマロ
・この素晴らしい世界に祝福を!
・最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫
・昭和元禄落語心中
・だがしかし
・Dimension W
・虹色デイズ
・灰と幻想のグリムガル
・「ハルチカ」シリーズ
・プリンス・オブ・ストライド
・僕だけがいない街
亜人
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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桜井画們 |
228ページ |
★★★★☆ |
放映日
| キャスト
| アニメ公式ページ
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TBS:1/15(金)25:55~ |
宮野真守、細谷佳正ほか |
「亜人」公式サイト |
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見た目は普通の人間とまったく変わらないが、「死ぬと瞬時に蘇る」「”黒い幽霊”と呼ばれる分身を呼び出せる」などの生物学的特徴をもつ「亜人」。人間とは別種の新生物と定義された亜人は、希少な研究対象として懸賞金もかけられていた。
高校生・永井圭はある日交通事故で死亡するも、その後復活を遂げる。「亜人」だったことが判明した圭は、警察、そして世間の目から逃げることとなる。
「亜人とは?」「黒い幽霊とは?」といった謎もさることながら、気になるのは主人公・圭の性格描写。
成績優秀・品行方正で、将来は医者を目指していた圭は世間的には「いい子」だった圭ですが、本性は実の妹にすら「クズ」と呼ばれるほど冷たく、徹底した利己主義者。手助けしてくれる仲間のことも、駒くらいにしか思っていない様子。
そんな圭は迫害と逃走の中で変わっていくのか、それともクズ度を上げていくのか? そんなところも気になってしまう作品です。
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大家さんは思春期!
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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水瀬るるう |
112ページ |
★★★★★ |
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風呂なしトイレ付き1Kのアパートに引っ越してきた、サラリーマン・前田。その前に突然現れた女子中学生・チエの正体は、なんとアパートの大家さんだった!?
いろいろと苦労をしていて、年齢の割にとてもしっかりもの。大家としての責任もちゃんとこなすチエちゃんですが、やっぱり中身は中学生。思春期ならではの悩みだったり、危なっかしいところがあったりします。読んでいくうちに自分も前田とシンクロして、チエちゃんから目が離せなくなっていきます。恋人でも親子でも兄妹でもないけど、一つ屋根の下暮らしている…「大家さんと住人」という距離感が絶妙なんですよね。
ちなみにタイトルの「思春期」というのはそのまま中学生という意味で、言うまでもありませんがいかがわしい展開はありません!
疲れているときも肩肘張らずに読めて、ちょっとほっこりできる…そんな作品です。
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おしえて!ギャル子ちゃん
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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鈴木 健也 |
116ページ |
★★★★★ |
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WEBサイト『ComicWalker』で連載中の作品。
ギャルのギャル子、オタクのオタ子、お嬢様のお嬢。全く違うタイプの女子高生3人組が繰り広げる日常コメディ。
ギャル子は派手なファッションで、学校では遅刻や居眠りが多いなど一見すると普通の「ギャル」なのですが、実は作中の誰よりも純情で家庭的。
3人の会話の内容は女子高生のカラダに関する赤裸々な内容も多く、ガールズトークをのぞき見してるような感覚に陥りますが、なにせ主人公のギャル子が極めて清純なので(?)なぜかほっこりした気持ちになれてしまいます。
また、ギャル子が個性について語るシーンは、この作品のテーマそのものでもあるようで、けっこう深いです。
作者、鈴木健也氏の高い画力もさることながら、サインペンで書いたような独特の筆致がとても美しく、印象的な作品でもあります。
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おじさんとマシュマロ
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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音井 れこ丸 |
126ページ |
★★★★☆ |
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もともとはイラスト投稿サイト「Pixiv」で閲覧数1000万超えのWebコミック。
マシュマロが好きすぎるおじさん・日下と、そんな日下のことが好きすぎるOL・若林が繰り広げる、すれ違いオフィスラブ?コメディ。
マシュマロを使って間接キスを狙ったり、股間にマシュマロを置いてみたりと、若林さんのアプローチは大胆、というよりもはやヤバい領域なのですが、日下さんはマシュマロ以外、まったく目に入らず…。
天然系ヒロイン(?)である日下さんにほっこり癒され、萌える作品です。
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この素晴らしい世界に祝福を!
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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暁なつめ |
268ページ |
★★★★☆ |
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もともとは小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されていた作品。
不慮の事故で命を落とした引きこもり高校生・カズマは、天界で女神から「魔王の侵攻により滅びそうな異世界で、人生をやり直さないか」という提案を受ける。「特殊能力でも伝説の武器でも、何でも1つ持ち込める」という女神に「じゃあ、あんたで」と答えたことで、ダメ高校生とダメ女神との冒険が始まる。
仲間に加わるのも、「中二病の魔法使い」と「ドMの女騎士」というダメっぷり。というか登場人物はだいたいダメな人たちで、カズマの受難はたいてい仲間のせい。
この手の作品にありがちな「現実では凡人だけどこの世界では最強」ということもなく、雑魚敵相手にたびたび殺されるという情けなさ。それでも本当のピンチでは口八丁手八丁で何とか乗り切ってしまうのが痛快です。
内容はコメディですが、職業やスキルの設定など、しっかりファンタジーRPGのお約束は抑えているので、ゲーム好きな人なら楽しく読める作品です。
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最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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明月 千里 |
230ページ |
★★★★☆ |
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クーデターにより滅びた亡国の王子・ルクス。
彼は古代兵器・装甲機竜(ドラグライド)を駆る最強の機竜使い(ドラグナイト)だった過去を隠し、今は新王政の元「雑用王子」としてこき使われる日々を送っていた。
しかしひょんなことから新王国の王女に目をつけられ、あろうことか機竜使いを養成する「女学園」に編入させられてしまう…。
「本気を出すと作中最強レベル」という設定や「事故で女風呂に突入→決闘→女学園に一人だけ入学」というラブコメ展開など、王道のツボを押さえています。かといって決して「薄っぺらい」作品ではなく、暗い過去や謎の伏線などもあり、バトル描写の読み応えも充分。幅広い人におすすめできる作品です。
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昭和元禄落語心中
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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雲田はるこ |
160ページ |
★★★★☆ |
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昭和の落語界を舞台にした作品。
チンピラの与太郎は、刑務所慰問で見た落語に感動。出所してすぐその落語家…「昭和最後の大名人」と呼ばれた有楽亭八雲のもとに押しかけ、住み込みで弟子入りする。八雲の家で与太郎は、何やらワケありらしい女性・小夏と出会い…。
なぜか与太郎を気に入り、かわいがってくれる八雲。そして亡き父との因縁から、八雲に対して複雑な感情を持つ小夏。さまざまな想いを抱えた登場人物たちが丁寧に描写されていて、深く感情移入できます。
特に八雲師匠は、江戸言葉のせいもあってか、初老の男性にもかかわらずとっても艶っぽい。オジサマ好きな方にとっては極上の「ヒロイン」かと思われます。
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だがしかし
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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コトヤマ |
158ページ |
★★★★☆ |
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田舎町に住む高校生・鹿田ココノツの実家は八代続く駄菓子屋。父親はココノツに家業を継がせようとするが、ココノツには全くその気はなかった。
そんなココノツの前に、駄菓子マニアで巨乳で変人で社長令嬢な美少女・ほたるが現れて…。
「うまい棒」「ヨーグル」「フエラムネ」など、懐かしの駄菓子がこれでもかと登場。さらにめんこやけん玉などの懐かしの遊びも出てきます。
1話につき1つの駄菓子がテーマになっているので「ネタが続くのか!?」と心配になったのですが、連載は50話以上続いており、駄菓子の種類の豊富さにも改めて驚かされました。
かつて駄菓子屋に通った人はもちろん、駄菓子屋に行ったことのない人でも楽しめる作品です。
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Dimension W
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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岩原 裕二 |
195ページ |
★★★★★ |
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時は2072年。X・Y・Zに次ぐ第4の次元軸「W」から、「コイル」と呼ばれる装置を通じて無尽蔵にエネルギーを抽出できる「世界システム」構築により、人類は繁栄を誇っていた。しかし違法な出力の「不正コイル」を用いた凶悪な犯罪も増加し、平和に影を落としていた。
「不正コイル回収屋」のキョーマは回収作業中、世界システム開発者の「娘」であるアンドロイドのミラと出会う。果たして「コイル」は人類の福音なのか、それとも…。
近未来SFというと世界観を理解するのが一苦労だったりしますが、本作は設定が説明臭すぎないので、最初からグイグイ物語に没入できるのが◎。
過去に色々とありそうなオッサンのキョーマと、素直で可愛いミラのコンビも良い味を出しています。
少年漫画の熱いノリが好きな人なら絶対楽しめる作品です。
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虹色デイズ
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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水野美波 |
208ページ |
★★★☆☆ |
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妄想家の夏樹、チャラ男の智也、ドSな恵一、オタクな剛は、いつも一緒の仲良し高校生4人組。
初彼女とのクリスマスデートを控え、浮かれる夏樹。そんな中、偶然彼女の隠された本性を知った智也と恵一は、夏樹に忠告するも喧嘩になってしまう。そして迎えたクリスマス当日…。
「男子視点の少女漫画」は意外と少ないので、新鮮な感覚で楽しめます。そして登場人物が男子も女子も個性的なメンバー揃いで、いつもドタバタと波乱が起きます。
男女ともに気軽に楽しめるラブコメ作品です。
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灰と幻想のグリムガル
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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十文字青 |
320ページ |
★★★★☆ |
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全く状況のわからないまま、突如として剣と魔法とモンスターの世界に放り込まれたハルヒロ。
同じようなシチュエーションの仲間たちと協力し、生き残るために必死で戦うも、異世界での「現実」はゲームのように甘くはなく…。
こういった異世界物にありがちな「なぜか最初から最強」といったご都合展開はなく、ゲームでいうとまさにレベル1状態。能力にも性格にも難があるハルヒロたちパーティーの戦闘シーンは、派手な技や魔法が飛び交うようなものでもなく、地味で生々しいもの。その苦しさ、必死さがリアルに伝わってきます。
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「ハルチカ」シリーズ
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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初野 晴 |
294ページ |
★★★★☆ |
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廃部寸前の吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園と呼ばれる大会「普門館」を目指すチカは、幼なじみのハルタと、吹奏楽部顧問・草壁との「奇妙な」三角関係に悩んでいた。
そんな中、化学部から劇薬が盗まれ、「文化祭の食べ物に毒を盛る」という脅迫文が掲示された。文化祭を無事に開催させるため、チカとハルタは犯人探しを開始する。
青春・恋愛・ミステリーと、3つの要素が盛り込まれた作品。基本的にはライトなノリで楽しめますが、意外にシリアスで重いテーマもあり、考えさせられる部分も。
またいずれも謎の解決が実に鮮やかで、ミステリー小説ならではのカタルシスを得られます。
登場人物の同年代である中高生から、大人まで楽しめる作品です。
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プリンス・オブ・ストライド
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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曽我部 修司 |
199ページ |
★★★★☆ |
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6人チームで街を駆け抜けスピードを競う、架空のエクストリームスポーツ「ストライド」を題材とした青春ビジュアルノベル。
動画で見たストライド部の走りに魅せられて、北海道から単身上京し方南学園に入学した桜井奈々。しかしかつての名門・方南ストライド部は、今や部員不足で廃部の危機に瀕していた。奈々は同じくストライドに魅せられた少年たちとともに、ストライド部を復活させるため奔走する。
ルールはシンプルですし、ビジュアルノベルということでコース図やイラストも豊富なので、架空のスポーツとはいえ映像がイメージし易かったです。また方南のメンバーは元より、ライバルのチームも含め、個性的なイケメンが多数出演するのも見どころ。
主人公はストライド部唯一の女子ですが、マネージャーではなく指示者として一緒に戦うので、恋愛ではなくチームメンバーとして信頼関係が結ばれていくのも、青春モノとしてグッときますね。
種目を問わず、中高で何らかの部活に打ち込んでいた人なら、間違いなく感情移入できる作品ですよ。
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僕だけがいない街
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著者
| ページ数
| 口コミ評判
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三部けい |
151ページ |
★★★★★ |
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売れない漫画家、藤沼悟には、「目の前で事件や事故が起こりそうになると、直前まで時間が巻き戻る」という能力「再上映(リバイバル)」を持っていた。
そんな悟は、ある身近な人物の死をきっかけにして、18年間という長大な時間の「再上映」を経験することになる。
2006年と1988年、2つの時代を行き来するタイムリープの設定も生かされていますが、内容としてはSFというよりミステリーものに近い印象。
この手の作品にありがちな「未来の知識があるから楽勝!」とはならず、失敗しながらも一歩ずつ真相に近づいていく展開は実に読み応えがあり、続きが気になってしまう作品です。
なお2016年3月には藤原竜也・有村架純主演の劇場版も公開される予定ですので、こちらも要チェックです。
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