山田ズーニーが説く至極のコミュニケーション術がここに!
「分かりやすく話をしているつもりなのに、なかなか相手に伝わらない…」
多くの人は、そんなもどかしさを感じて悩んだことがあるでしょう。
著者・山田ズーニーは、話の内容以上に誰が語っているかで話の印象と受け取り方は大きく違ってくるといいます。話が通じるためには「自分のメディア力を上げる」、つまり日頃のコミュニケーションによって自分自身の信頼性を高めておくことが重要なのだそうです。
人は交渉の場で論破しても、建前を並べ自分の想いにうそをついた結果では、虚しさに襲われて傷付くのだといいます。
本書には、目からうろこのコミュニケーション論と実践につなげやすい具体的なノウハウなど、自分の想いが相手に伝わらないモヤモヤを晴らすヒントが詰め込まれています。
みんなの感想
◆諦める必要はないのだと安心しました
私は女性ですが、男性が多い職場で働いています。会議などで必死に発言をしても軽くあしらわれることがよくあり、女だから舐められるのだと、苛立ちと諦めのような気持ちをいつも抱えていました。しかし、この本を読んでからは反省しきりです。
今振り返れば、認められたいがために発言の間違いを指摘されることを恐れ、上っ面な正論を並べていましたし、目線も上からになっていたように思います。本の中で自分のことを指摘されているようでした。
とても具体的で分かりやすいワークがいくつも載っているので、まずはそこから取り組んで話し方を改善していこうと思います。そして、この本に出会い意識改革ができた歓びに加え、本音の想いが伝わる歓びも味わえるよう、メディア力を上げる努力も継続します!
◆「高いメディア力」を体現している山田ズーニー
最初、かなり自論が展開されているなと感じたが、読み進めるうちに「この人が言うのならそうなのだろう」と思えるように。まさに著者自身がメディア力を発揮しているので、説得力がある。
本書の内容は、この議論には何が何でも勝たなければならないという状況には向かないが、納得のいく結果を手に入れるための必須の知識が述べられている。自社の社員全員に配布したいと思える良書だ。