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うる星やつら

高橋留美子のうる星やつら(電子コミック)のレビュー

うる星やつら 第26回小学館漫画賞少年少女部門受賞 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
高橋留美子 193ページ ★★★★

国民的なラブコメディ&ギャグ漫画

<うる星やつら あらすじ/作品紹介 第26回小学館漫画賞少年少女部門受賞>

日本人であれば誰もが一度はこの作品やこの作品のキャラクターを目にしたことがある、と言っても過言ではない高橋留美子の代表作で1978年から1987年にかけて週刊少年サンデーで連載された作品で第26回(1980年度)小学館漫画賞少年少女部門受賞作品。

TVアニメ化も当然されています。そんな国民的な漫画であると言える「うる星やつら」という作品。この作品は、とある平凡(で軽薄)な男子高校生諸星あたるのもとへ宇宙人の女の子ラムちゃんがやってきたことから物語が始まる、高校生活をメイン舞台としたラブコメディとなっています。

この作品の一番の見どころは何と言っても個性豊かなキャラクターたちでしょう。メインのキャラクターたちはもちろん、脇役まで強烈な個性があり、随所で明言を残しています。男の子のキャラクターにも女の子のキャラクターにも、それぞれ美形のキャラクターがいるのですが、性格が強烈であったり、欠点があったりと、それぞれ何かしらの「弱み」があり、それがむしろ魅力的に見えてくる、人を惹きつける不思議な力があります。

また、ギャグのネタなども非日常が基本となっており、私たちの通常の生活では決してありえないことが、次々に起きるのがこの作人の魅力です。

この作品を読めば、気軽に非日常の世界へと飛び込むことができるのです。高校生活というありきたりな現実に、宇宙人という非現実をミックスさせた、個性とアイディアの溢れる、いつまでも色褪せない作品なのです。

<うる星やつら みんなの感想>
◆魅力的な登場人物は必見
「うる星やつら」の見どころと言えば、やはり登場人物です。とにかく濃いキャラクターが多いことが特徴です。その最たる登場人物は主人公の「諸星あたる」とヒロインの「ラム」です。物語としては、この二人が結ばれるか結ばれないかというラブコメディなのですが、あたるとラムのキャラクターが濃くて、先が読めない、意外性のある物語になっています。

◆個性と個性のぶつかり合い
うる星やつらは、あたるとラムの宇宙を股にかけたドタバタ恋愛コメディーです。この作品に出てくるキャラクター達はみんな個性の強い、一癖も二癖もあるキャラばかりです。読めば読むほど味が出る面白さです。高橋留美子の作品には、80年代特有の人間臭さや時代風景表現されているので、その年代を知らない人でも、どこか懐かしさを感じさせてくれます。



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