お金を稼ぐための考えかたとは
お金に困らない生活というのは誰でも一度は夢を見ることではないでしょうか?お金に関する本は色々ありますが、この本の表紙には、衝撃的な一文が添えられていました。「お金の願望を捨てるとお金が無限に入る」というものです。
流石にこの言葉は多少過剰なものではあるものの、本の内容は全体として「お金を稼ぐため」の考えかたを紹介しているものです。ただ、特徴的なのはどうやってお金を稼ぐのか、という方法論を中心としているのではなく、どのような考えでお金を稼ぐのか、という精神論が中心となっている、ということです。
この本の著者、佐藤康行先生は「サンタ営業」という営業マンの間では知られた有名な営業への考えかたを生み出した人です。営業には「サンタ営業」と「泥棒営業」というのもがあり、泥棒営業をしているようではお金を長期的に稼いでいくことは出来ない、というのがこの本の軸となっています。
お金を稼ごう、ということを第一目標としている限り、お金を稼ぐ事はできない、というのがこの本における主張です。お金を稼ぐというのは、あくまでも人のために何かをする、ということの延長であり、副次的なものだ、としているわけです。この事自体には一定の批判があるかもしれません。ただ、一読の価値がある一冊です。