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この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇【電子書籍】

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
池上彰 320ページ ★★★★☆

ジャーナリスト池上彰が教える日本の戦後史

東京工業大学の教授でもあるジャーナリストの池上彰氏が、戦後の日本に起こった社会の動きについて、同大学で講義した内容をまとめた一冊。
「安全保障」「政治」「エネルギー」「国交」「教育」「経済」など、今の日本を知る上で欠かすことのできない問題をその歴史から分かりやすく解説。
池上彰氏自身の経験や記憶を交え、紆余曲折しながらも快進撃を続けてきた日本の戦後史と、その失敗から見えてきた教訓が熱く書かれています。

『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」池上彰教授の東工大講義 日本篇』

みんなの感想

◆学校ではしっかりと学ばなかった、今の日本をかたち作った歴史

確かに学生時代に多くの時間を割いて学んだ「歴史」といえば、第二次世界大戦勃発までだった気がします。この本を読み、タイトル通り日本の戦後史こそが今の私たちが一番知っておくべき歴史なんだと痛感しました。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」
先人が刻んできた悪い歴史を繰り返さないことこそが、今後の日本を発展に導くための方法だったのですね。
最近のニュースで見る日本の政治・経済・国交事情に直結してくる出来事が解説されているので、当事者意識が高まり、“過去のこと”だと片付けられない内容ばかり。
これは絶対、日本人にとっての必読書です!!

◆まるで大学の講義を聞いているよう

本文の要所要所に池上さんと東工大生とのやりとりが出てきて、自分も講義に参加しているような感覚になりました。
社会問題について1つのテーマを深く掘り下げて知りたい場合には物足りなさも感じますが、学生にとっての入門書として、また、社会人にとっては総復習本として丁度いい内容なのではないでしょうか。
これからの日本は優秀な若者がなんとかしてくれれば…なんて考えていましたが、この本で国民として知っておくべき日本の戦後史を学び、今後も自分の国を動かしていく一員として身の引き締まる思いです。
同シリーズの他の本も、ぜひ読んでみたいと思います。



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