営業職と管理職に贈る一冊
「営業というのは才能である」というのはよく言われる話ですよね?とはいえ、必ずしも自分が才能のある分野の仕事ができるわけではありません。もし、いわゆる「才能がない人」が営業職や販売職に就いてしまったらどうしたらよいのでしょうか?当然、自分でセミナーなどにいって積極的に勉強したり、ノウハウ本を読んだりすることで適性を作っていく人もいると思いますし、中には転職をする人もいるのではないでしょうか?
本書は、本書で言うところの「どん尻販売員」、詰まるところは「才能のない営業職や販売職の人」が、いかにして適性を手に入れる事ができるのか?ということを実際の指導を元にして描かれたものです。
佐藤康行は営業職の指導者として高い能力を持っていて、本書ではダメ集団を六ヶ月で燃える軍団へと仕立てあげたという、90年台の青春ドラマのような話になっています。
本書では「営業職の適性がない」、というのは方法論の問題よりも、根本的な問題が関係しているとしています。そもそもやる気の無い人にどのようにやる気を出させるのか、セールスにおける基本的なノウハウや楽しさというのは何なのか、ということを簡単にまとめています。
自分が営業職の人は勿論のこと、営業職を管理する立場の人にも効果的な一冊ではないでしょうか。