お酒が大好きなアラサー女性の飲み会とは！？
「飲み会」とネットで検索すると、キーワードとして「行きたくない」「苦手」といった言葉が並ぶ。お酒を酌み交わすことで本音を語り合って信頼を深める「飲みニケーション」が本来の飲み会の目的であろう。しかし、本当は行きたくもないのに参加した飲み会では、お酒が入っていても打ち解けることは出来ないのかもしれない。
しかし、この作品はそうした価値観を根底から破壊するような作品である。主な登場人物は、お酒をこよなく愛する仲良しアラサーの女性三人である。自宅、ビアガーデン、温泉、クリスマス、新年、、、とにかく飲む、飲む、飲む・・・！
何もない日常でも、そこにお酒という要素が加わることで、一瞬の内にワクワクする非日常へと変わる。普段は飲み会に「行きたくない」と思うあなたでも、読み終わったらきっと「今週末、行きたい！」に変わるはず。
みんなの感想
◆お給料日に一気に読むことがおすすめです！
お酒が好きな人であれば、共感する場面がたくさんあります。お酒は様々な種類や銘柄が登場してきて勉強になりますし、お店の雰囲気は読むだけで楽しめます。なにより、飲み会に欠かせないおつまみの描写が秀逸で、グルメ番組よりも欲望が掻き立てられるほどです。今すぐ飲みたいという欲求が抑えられないので、金欠なときには読まない方がいいかも・・・？
◆酔っぱらいのイメージが変わりました
「酔っぱらい」というと、お酒をストレスのはけ口にしている千鳥足のおじさんか、お酒の限度を知らない学生のイメージがありました。それ故、アラサーの女性が酔っぱらっている表紙に違和感と興味を抱きました。そして読みすすめると、独身の女性も主婦も楽しく酔っ払っている様子に衝撃を受けました。「女性は結婚して子供も居たら飲み会になんていけない」なんて概念から解き放たれて、自由に楽しんでいいのだと思えた作品です。
