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与謝野晶子のみだれ髪

与謝野晶子のみだれ髪

みだれ髪(美しい表紙で読みたいシリーズ)

著者 ページ数 クチコミ評判
与謝野晶子 31ページ ★★★★☆

いつの時代も、男女の物語は儚く可憐です

本当の愛を求めて、探求していく恋物語は現実にはなかなか難しいものです。日々の生活をしていくうちに、手に入れたかと思った愛は消え、諦めと妥協という虚しさと隣り合わせの暮らしをしている人も多いのではないでしょうか。

しかし、いつの時代も常に愛に真正面から向き合ってきた人たちもいます。その代表的な一人に与謝野晶子がいます。学生の時に、一度は耳にした人も多いのではないでしょうか?
先日「美しい表紙で読みたい みだれ髪」を見つけました。そのタイトルどおり、美しい黒髪の女性が描かれた表紙に心引かれ、早速読んでみました。

与謝野晶子は、女は男の三歩後ろを歩くと言われている時代、積極的に恋愛をしてきたと言われています。女の触れ動く心を歌にした内容は、当時の女性達の心を強くつかみました。今、改めて読み直しても、その繊細な文章はとても美しく、現代も変わらぬ男女の愛と照らし合わせることができます。

日本には、とても美しく魅力的な作品が沢山あります。是非、与謝野晶子の歌に触れて、自分の心を磨くことで、素敵な女性への階段をのぼってくださいね。女性の感性や思いを感じるかもしれません。



4件のコメント

電子書籍君
社会の時間で習った与謝野晶子はフェミニストのおばさんのイメージでしたが、今は当時の時代の波を作ったアーティストという印象に変化しました。素晴らしい歌の才能だと思います。
もに
古い言葉使いから、時代の香りが分かるような気がしました。内容は当時としては先進的だったのでしょうが、花や名所、季節の情景などが歌われていて、古来から続く日本文化の詰まった歌だと思いました。
ジュピター
作者の与謝野晶子はかなり情熱的な人だったみたいで、夫の与謝野鉄幹と不倫の末結婚したらしいです。それくらい激しいものを持っていた人だからこそ、こういう素晴らしい歌が詠めたのだと思います。不倫を支持するわけではないです。
よさのぶそん
この歌集からお気に入りの歌を沢山見つけました。意味はちゃんと分からないところもあるのですが、作者の感じたことや読まれている情景などが頭に浮かんできて、世界観に浸ることができます。

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