カドカワ株式会社は2016年3月期決算を発表した。
売上高は、2009.45億円、営業利益91.24億円、経常利益101.89億円、純利益68.45億円。
同社は2014年10月にドワンゴとKADOKAWAの共同持株会社として発足したため、前期比較はない。
内訳を見ると、映像化などのメディアミックス作品の強化を積極的に行ない、構造改革も行なったことにより、出版事業の収益性が回復している。また、自社で電子書籍ストア「BOOK WALKER」を運営するなど電子書籍事業が大きく成長し、営業利益は通期予想を大きく上回る結果となった。
17年3月期については、ユーザが作成したコンテンツを主とするUGC型投稿サイトを充実させ、雑誌事業の収益化に取り組むなど、積極的な投資の一年にするとしている。
各大手出版社がデジタルコンテンツに力を入れている中、カドカワが一足先に収益化に成功している印象だ。
これを受けて、他の出版社や一般読者から電子書籍への注目も高まるものと思われる。
引用元:カドカワIRニュース
http://pdf.irpocket.com/C9468/VuON/ZMD0/S49E.pdf
参考:ZUUonline
https://zuuonline.com/archives/107838