日本経済新聞は、カドカワの最終損益が19億円の黒字となったと報じた。4~6月期は2億円の赤字だったものの、7~9月期で大幅に黒字へと転換した。
その大きな要因として、電子書籍の販売が拡大したことや、若者向け小説のアニメ化でヒット作が出たことが挙げられる。特に、アニメ化作品「オーバーロード」がヒット。さらに広告宣伝費の抑制も貢献したものとみられる。
その結果、小説のアニメ化作品や電子書籍を手掛ける書籍IP事業は19億円の黒字となった。
その一方で雑誌や書籍の発行部数は低迷し、書籍などを手掛ける情報メディア事業は10億円の赤字という結果に。
最終的な売上高は939億円、営業利益は35億円。
今後、出版業界では電子書籍や若者向け作品の売上が鍵となりそうだ。
引用元:日本経済新聞