国民的な作品ながら何かと物議を醸す大作
クレヨンしんちゃんは1990年より漫画アクションで連載を開始し、その後まんがタウンに誌面を移し2010年まで連載された臼井義人の作品です。作者が登山中亡くなられたため終了してしまいましたが、そのご元アシスタントらによって新クレヨンしんちゃんが連載されています。
クレヨンしんちゃんは、いたずらが大好きで活発でちょっとおませな5歳の幼稚園児が主人公です。両親や幼稚園など、周囲の大人たちを巻き込み大騒動をするほのぼのとしたギャグの物語です。涙が出るほど感動する話もあったり、おなかが痛くなるほど笑う話もあったりと、ヒューマンドラマの要素もあります。登場してくる主要キャラクターも個性があってとても愉快です。
なんだかんだ言いつうしんのすけはお父さんとお母さんが大好きでいつも絡んではあきれられています。仮面ライダーを元にしたアクション仮面や、機動戦士ガンダムを元にしたカンタムロボなども出てきます。他のアニメや芸能人を特徴をとらえてパロディーにして登場してきます。
連載当初はアクションなどで連載されていた通り、どちらかといえば大人向けの作品でシニカルさとブラックユーモアを感じさせる描写の多い作品でした。意外とこの辺りは知られていませんよね。そしてアニメ化もされ全国的な人気を得ましたが、PTAより
しかし妹のひまわりが生まれてからはしっかりとしたお兄ちゃんになし心温まるホームコメディー路線へ傾倒していきます。連載後期には長編バージョンも多くなり、どれもが涙なしでは見られません。笑いがあって涙があって、ほっこりする癒し系の物語です。いつまでも見ていても飽きることが無い面白さがあり、父や母の優しさも見えてきます。幼稚園では友達も巻き込みながら大騒動を繰り広げ、しんのすけの手の平で踊らされることばかりです。