「マンガ大賞2016」受賞の話題作
「このマンガがすごい!2016」オトコ編・第2位&「マンガ大賞2016」受賞の話題作! 2014年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載している『ゴールデンカムイ』は、明治時代の北海道を舞台にした野田サトルのコミック作品です。
日露戦争で武功を上げた退役軍人の杉元佐一は、一攫千金を夢見て東京から北海道へ渡り、毎日あてもなく砂金採りに勤しんでいた。ある日のこと、佐一は顔見知りになった酔っ払いの老人・後藤から、砂金にまつわる“伝説”を聞かされる。
北海道が「ゴールドラッシュ」に湧いた明治初頭、砂金を貯めこんでいたアイヌを皆殺しにして、八萬圓(現在の価値で8億円相当)の金塊を奪い取った男がいた。その男は金塊を隠した後に捕らえられ、死刑囚として“地の果ての牢獄”網走監獄に収監されたが、外にいる仲間に金塊の在り処を伝えるため、同房になった囚人たちの体に入れ墨で暗号を彫り、金塊の半分を与えることを条件に脱獄を促したという。囚人たちはその後、移送の隙を突いて脱獄に成功し、全員が森の中へ消えていった――。
佐一は「またいつものホラ話だろ」と言って後藤の話に取り合わず、焚火の前で眠りにつく。しかし佐一が目を覚ますと、シラフになった後藤が「しゃべりすぎた」と言いながら銃を突きつけてきて……。
みんなの感想
◆情報量の多さに圧倒される
とにかく情報量の多さに圧倒されます。
ストーリー自体もよく練られていますが、物語の舞台が北海道ということで、アイヌ文化や極寒の地ならではの自然の脅威、ヒグマ、オオカミといった野生動物についてもかなり深く描かれていて、とても興味深かったです。
この壮大な物語が今後どう展開していくのか予想もつきませんが、とにかく続きが気になってしまう作品です。
◆最高に面白い!
マンガ大賞2016受賞作ということで、実際かなり期待して読み始めましたが、その期待を大きく上回る面白さでした!! 主人公の「不死身の杉元」をはじめ登場人物も魅力的だし、アイヌ料理も食べてみたくなります。 戦闘シーンも迫力があってすごく良かったです。 ただ、グロテスクな表現が苦手な人はちょっと注意かな~と思います。