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サイコメトラーEIJI

安童夕馬(原作)/朝基まさし(作画)のサイコメトラーEIJI(電子コミック)

サイコメトラーEIJI 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
安童夕馬(原作)/朝基まさし(作画) 195ページ ★★★★☆

サイコメトラーという造語を世に広めた作品

『サイコメトラーEIJI』は安童夕馬(原作)/朝基まさし(作画)の作品で、1996年から2000年まで週刊少年マガジンにて連載された作品でNTV系列で TOKIOの松岡昌宏主演でTVドラマ化もされた人気作品です。

本作のあらすじは、事件現場に残されている遺留品などに触れることにより物の記憶に触れることができる能力を持った高校生が活躍するというものです。

本作品にて取り扱われるのは殺人事件などの刑事事件がほとんどです。その事件では様々な知識が散りばめられているので、まるで百科事典を読んでいるような気分になります。そして、ストーカーやトラウマといった現代社会の病巣ともいえる事柄を取り扱っていることも特徴の一つです。これらの事柄は一言で話すことは出来ませんし、簡単に解決できるような問題でもありません。しかし、概要を知ることが出来るだけでも大きな意味があると思われます。

難しい専門書を読むよりも漫画での描写なので理解しやすいのは利点の一つと言えるでしょう。漫画を読むことで勉強することが出来る、これが本作品の大きな見どころです。もう一つの魅力は絵の描写が写実的であることです。単純に登場人物がカッコよかったり、可愛く見えたりします。そして、登場人物の痛みなどが直に伝わってきます。驚かされるのは、最近は実社会では実に痛ましい想像のつかない事件が発生しますがこれらの事件を予見するかのように本作品にて取り上げられていることがあることです。

また本作の続編として『サイコメトラー(週刊ヤングマガジン)』やスピンオフ漫画として週刊少年マガジンで連載れた『クニミツの政(まつり)』があります。



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