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サル

藤子不二雄(A)のサル(電子コミック)レビュー

サル 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
藤子不二雄(A) 208ページ ★★★

プロゴルファー猿が大人になって帰ってきた

『サル』は、藤子不二雄Aの作品「プロゴルファー猿」の続編にあたる作品です。1999年から2005年にかけてビッグコミック(後にビッグコミック増刊)で連載されました。

「サル」は、プロゴルファー猿から20年後の世界を舞台としています。あらすじは、アメリカで行われるナイキツアーに、20年前日本プロゴルフ界を賑わし、それ以来消息不明となっていたサルこと猿谷猿丸が出場するとの噂を聞き、以前から猿丸に興味をもっていた「パーティ」誌の記者・香織はカメラマンを引き連れてアメリカへと赴くところから物語は始まります。

20年前の猿丸はとても野性的で何に対しても一直線な性格のプレーヤでした。しかし時を経て、持ち前の野性的なセンスに加えて、冷静な判断力やゴルフに対する美学などを持ち合わせゴルファーとして磨きを上げた猿丸が登場します。以前より力を増した猿丸がアメリカでさらなるライバルたちと戦いながら修行していくことがこの作品のメインテーマです。

プロゴルファー猿はとても有名な作品で、実際に読んだことがある方はもちろんのこと、作品名だけでも知っているという方も多いでしょう。続編の存在はそれほど認知されていません。成長した猿丸がアメリカを舞台にさらなる成長を遂げていく姿は、前作の荒削りだった猿丸を知っている方ならばより一層楽しめます。



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