霊能力者(シャーマン)達による頂点を極める戦い
『シャーマンキング』通称「マンキン」は武井宏之の人気漫画で、1998年から2004年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された作品です。2001年にはテレビ東京系列でTVアニメ化もされました。
漫画界にはすでに数多のバトルマンガが存在しておりますが、「霊」を使って戦うという斬新さがマンキンのみどころの1つになります。
「霊」を使ってのバトルマンガと聞くと一見何でもありな印象を受け、大味なマンガなのではないかと思ってしまうかもしれませんが、武井宏之は一人ひとりの登場人物たちを魅力あるキャラクターに仕立てており、ストーリーも子供から大人まで楽しむことができる読みやすい作品に仕上がっています。
また本書の関連作品である「シャーマンキング0 」では、マンキンの中でも人気キャラクターである葉や蓮、リゼルグやホロホロ、そして本編で圧倒的な戦闘力と存在感によりマンキンの中でもトップクラスの人気キャラクターであるハオの過去のエピソードが描かれており、それぞれのキャラクターのストーリーをより深く掘り下げている作品となっております。
この関連作品である「シャーマンキング0 」を読んで今まで以上にキャラクターや、それぞれのストーリーを理解したうえで、本編のマンキンを読むと、より楽しむことができますのでお勧めです。マンキンという作品は最終的には打ち切りになってしまい「みかん」が描かれたように、確かに終わり方にインパクトはありましたが、名作の一つであることは間違いないでしょう。