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ストライク・ザ・ブラッド

三雲岳斗著・マニャ子イラストのストライク・ザ・ブラッド(電子書籍)

ストライク・ザ・ブラッド【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
三雲岳斗著,マニャ子イラスト 309ページ ★★★☆

TVアニメにもなった学園ファンタジー

ストライク・ザ・ブラッドは三雲岳斗が執筆しているライトノベルで、2011年5月からKADOKAWA アスキー・メディアワークスから第1巻が発売された大人気書籍です。
現在は電撃文庫からライトのベルが10巻、電撃コミックスからコミックが4巻発売中でこれからも期待される書籍です。ジャンル的には「学園アクションファンタジー」で、「制御不能な怪物を受け入れて、それを救おうとする人々」が作品のコンセプトとなっております。

ストライク・ザ・ブラッドが一躍注目されるきっかけになったのは、やはり深夜アニメの放送があげられます。2013年10月~2014年3月まで放映された同作品は、その注目度の高さから朝のニュース番組でも取り上げられるほどでした。そういったブームもあり2013年度はオリコン年間売上において12位となりました。作品の内容としては、吸血鬼、魔法、悪魔、天使などさまざまなファンタジー要素があり、個性的で魅力的なキャラクターが出てくる為、はじめて読む方でも、読みやすい構成になっています。またさまざまな伏線がちりばめられており、読者をあきさせないように構成がねられています。

「ストライク・ザ・ブラッド」は、主人公が最強の吸血鬼・「第四真祖」という設定から、よくある吸血鬼物のライトノベルと思われていますが、コンセプトは前述した通り「学園アクションファンタジー」で、「制御不能な怪物を受け入れて、それを救おうとする人々の物語」というもの。この「制御不能な怪物」の1つが吸血鬼である主人公です。

その魅力の1つは、主人公が操る眷獣と呼ばれる異形やヒロインによる槍術を含むアクションにあります。主人公は最強とされているものの、数か月前までは普通の高校生だったため戦闘に不慣れです。そこを支え、全面に出て闘うのがメインヒロインですが、お決まりのセリフ「ここから先は、第四真祖(オレ)の戦争(ケンカ)だ!」「いいえ、先輩。私達の聖戦(ケンカ)です!」に表れているように、二人の絆にしびれます。

もちろん、ハーレム系ライトノベルにありがちな、パンチラなどのラッキーエッチもバッチリです。ちなみにハーレム系というのは「何のとりえもない主人公が何故か女の子たちに言い寄られて・・・」と嫌悪を感じる人もいるかもしれませんが、彼女たちは彼女たちなりに主人公に魅かれ、主人公は彼女たちの血を吸うことによって、制御困難な眷獣を支配下に置くことができ、絆を深めていきます。

気楽に楽しめるライトノベルの中でも本書ストライク・ザ・ブラッドはお勧めの1冊です。



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