アジア系ITニュースサイト「TecgNode」によると、中国ネット販売最大手淘宝網グループは同グループが運営する電子書籍サイト「淘宝閲読」を解体したと報じた。記事によると今回の報道は同グループの匿名従業員からのタレこみで発覚したという。
なお現状「淘宝閲読」は閉鎖されていない状態となっている。
淘宝網グループはデジタルコンテンツのサイトを数多く運営しており、どれも順調にいっていたが、電子書籍だけは例外だったようだ。
中国国内の電子書籍事業者は多くが伝統的な出版社や著作権利者と提携をしているが淘宝網グループは他社との提携に失敗したことが今回の解体につながった。
中国のスマートフォンユーザーは電子書籍コンテンツを購入する際、アプリを通して購入する傾向にあるが、多くのコンテンツプロバイダーは既存の方法での販売にこだわり販売に苦戦している。
アナリストによると中国のデジタル出版市場には多くの事業者がいるが、テンセント、百度、小米科技、JD.com、蘇寧などの少数の出版社が利益を出せていると予想している。
TwchNode
http://technode.com/2015/01/06/taobao-dissolves-its-digital-publishing-division/