「私はどんなささいな日でも 楽しみを感じることができるような人になりたい 明るい笑いをふりまけるような人に」
――――『11/楽しみ』より
新刊が出るとついつい買ってしまうのですが、ある日、「チェリーココのWONDERFUL DAYS」といった本を見つけました。この本は絵本のようなもので、本を読んでいると、いつも心を和ませくれます。チェリーココを書き続ける作者スムさんは、読む人に幸せになってほしいとイラストをたくさん書いて人を幸せにしてくれています。
幼いころに父親からもらったぬいぐるみのココと、母親からプレゼントされた犬のハッピーをモチーフとして、この本では、うさぎのココ、ハッピーといった犬とともに女の子のスムが登場します。この本は、あの頃の気持ちと感情を持ち続けるために著者が書き続けている本のようで、多くの読者の幸せになってもらいたいといった気持ちがよく伝わります。
作者のスムは20代後半。同じ年代の方にはとても共感がもてるもので、この本は今では感じることがなくなったほのぼのとした無邪気な子供時代を思い出させてくれます。気持ちを与えてくれるものとして、忘れていたあの頃の自然な気持ちが湧き上がり、いつもこの本を読んでいると、幸せな気持ちになります。
ピュアな気持ちにしてくれる大人の絵本は、多くの人を幸せにしてくれると思います。
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