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ママレード・ボーイ

吉住渉のママレード・ボーイ(電子コミック)レビュー

ママレード・ボーイ 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
吉住渉 191ページ ★★★★

王道ラブコメ少女マンガ

吉住渉が「りぼん」で1992年から1995年まで連載されていた少女マンガで、TVアニメ化や台湾で実写ドラマ化されている人気作品です。「ママレード・ボーイ」は、高校一年生の小石川光希と同じく高校一年生の松浦遊を中心に、その家族や友人、元恋人など周囲の人たちがそれぞれの恋を経験する恋愛漫画です。

主人公である小石川光希は、突然両親から離婚することを告げられます。しかも、ハワイ旅行で出会った松浦夫婦と恋に落ち、光希の母親がその夫と、光希の父親がその妻と親密になり、お互いパートナーを交換してそれぞれ再婚することになったという突飛なことを聞かされます。さらに、松浦夫婦の息子も含めてみんなで一緒に暮らすことになってしまいます。

そして光希は、松浦夫婦の息子である遊に惹かれ、お付き合いを始めます。これだけでもかなり複雑な関係になりますが、そこがこの作品の見どころです。さらに遊の元恋人である鈴木亜梨実や光希の友人である須王銀太も絡んできてとても忙しい展開になります。

全体的には王道のラブコメといった雰囲気の作品ではあるのですが、時にはシリアスな展開や緊張感を伴うストーリーも出てくるなど、先を読ませない展開が非常におもしろいです。しかし話の筋ははっきりしているため読んでいて混乱することはありません。光希と遊が大学生になるまで話が続きますが、飽きることなく読める作品です。



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