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モンキーターン

河合克敏のモンキーターン(電子コミック)レビュー

モンキーターン 第45回小学館漫画賞少年部門受賞 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
河合克敏 185ページ ★★★★☆

アニメにもなった競艇漫画

<モンキーターン あらすじ/作品紹介 第45回小学館漫画賞少年部門受賞>

モンキーターン河合克敏の作品で、1996年から2005年まで週刊少年サンデーで連載された人気作品です。第45回小学館漫画賞少年部門受賞作品でTVアニメ化もされた人気作品です。モンキーターンは「競艇」をテーマに、プロの競艇選手を目指す少年・少女達の青春を描いたスポーツ漫画です。その見どころは、綿密な取材で得られた確かな競艇描写、実力ある作者により描かれる魅力的な登場人物、そしてスポーツ漫画の王道である野球漫画やサッカー漫画に勝るとも劣らない、ドラマチックな展開です。

競艇選手になる夢を抱く、主人公の波多野憲二。名競艇選手の息子として生まれたライバル役の洞口雄大。若くして家族を養う使命を抱えたヒロインの1人青島優子。気弱だけれども強い闘志を内に秘めた岸本寛。自動車工から転向し、皆に兄と慕われる河野一実。寡黙で無口ながら侮れない実力を持つ勝木景虎等、個性的な同期生と共に競艇における最高の舞台「SG」を目指し、青春を賭けて挑戦していきます。

一般に馴染みの薄い競艇を題材にしながらも、明るく、楽しく、分かりやすいスポーツ漫画として描かれています。主人公の波多野憲二が競艇と出会い、競艇選手になるために養成所へ入学し、厳しい訓練を経て新人の競艇選手としてのデビューし、そしてプロとなり活躍し、一流の選手として成長していく描写が丁寧で、登場人物達の夢・葛藤・悩み・成功・失敗を交えながら丁寧に順を追って描かれています。競艇の知識がない方でも自然と知識と理解を深めつつ、競艇の魅力を知り、登場人物へ感情移入していくことができる作品です。

<モンキーターン みんなの感想/評価>
◆引き込まれる漫画、モンキーターン
数あるスポーツ漫画、その中でも異色を放つのがこの作品、モンキーターンです。野球少年から競艇選手になるまでの成長ストーリーです。しっかりとした構想で書かれた競技内容やシステムは一つの見どころです。競艇関連だけでなくキャラの掛け合いが面白く、時にシリアスで競艇事体知らない方でもすんなりと入り込める作品になってるのではないでしょうか。

◆競艇の魅力がわかるモンキーターン
作品名でもあるモンキーターンというのは競艇でボートがコーナーを無駄なく回るためのテクニックの名前からきています。
競艇というとギャンブルなのでと思う人もいるかもしれませんが、純粋にスポーツものとしても十分楽しめますし、普通で走ることのできない競艇場の裏側などもコミカルに知ることができます。
笑いもあるけど真剣勝負の世界は競艇に興味のない人もいつの間にか引き込まれてしまうでしょう。



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