少女漫画特有の繊細なタッチで描かれる美しい着物やドレス
『ヨコハマ物語』は、1981年~1983年に週刊少女フレンドで連載され、舞台化もされた人気作品。明治の横浜を舞台に、主人公の卯野と万里子の二人の少女がそれぞれに恋をし、悩み成長する大恋愛ストーリー!
両親が亡くなり身寄りをなくしてしまった卯野は、商家の旦那に引き取られ、一人娘の万里子と出会う。万里子は、取り巻きができるほど美しく、一見品の良いお嬢様に見えるが、実際はいたずら好きの元気なお嬢様だった。
二人はすぐに仲良くなり、隣に住んでる森太郎とも仲良くなる。卯野も万里子も森太郎に好意を寄せるが、森太郎も万里子のことを想っていた。しかし、万里子の命の恩人である竜助の登場により、森太郎と万里子の恋は単純なものではなくなっていく。
文明開化の時代に生きた2人の少女の愛と夢を描くグランドロマン!!
みんなの感想
素敵な環境に引き取ってもらった主人公
両親が亡くなって引き取られる、と聞くとその家でいじめられるということをイメージしがちだが、卯野が旦那様と万里子、周囲の下働きの人たちも優しい人ばかりのところに引き取られ安心しました。
さらに学校にまで通わせてくれるなんて思いもしませんでした。
両親もいなくなった卯野が、今後どのように成長していくかが気になります。
続きが読みたくなる名作
すごいおしとやかそうで、家柄も頭も容姿も完璧な万里子が、あんなにお転婆なのにびっくりしました。だからこそ素朴な卯野と仲良くなれたのかなと思いました。
でも万里子は、もう少し森太郎に対して素直になって欲しいと思いました。
今は、素直じゃなくても話が進むにつれて変わると思うので、今後が気になります。