大手家電量販店のヨドバシカメラは今月末をめどに、電子書籍事業に参入することを発表した。
ITmedia ebookUSERによるとヨドバシカメラは3月下旬、同社の総合通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」内に、コミックや雑誌、文芸書など17万点以上の電子書籍を取り揃えた電子書店をオープンするという。
さらに、セルフパブリッシングといわれる一般ユーザーによる電子書籍の投稿システムを備える他、カメラや家電など、家電量販店ならではの作品を数多く取り揃える予定だという。
家電量販店による電子書籍事業の参入は、ヨドバシカメラのライバルヤマダ電機が先行している。ヤマダ電機は昨年、同社が運営していた電子書籍ストアを一度閉鎖した後、数ヶ月後にサービスを再開したことで話題になった。
しかしサービス再開のニュース以降、同ストアによる目立った取り組みなどはあまり聞かない。
日本での電子書籍は米アマゾン社の一人勝ちというイメージがある。実際これまで数多くの事業者が電子書籍事業から撤退してきた。今回のヨドバシカメラがアマゾンやそれ以外の電子書籍事業者といかに差別化を図るか、今後の動向に注目したい。
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