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夏目漱石の三四郎

夏目漱石の三四郎(電子書籍)

三四郎(美しい表紙で読みたいシリーズ) 【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
夏目漱石 172ページ ★★★★★

夏目漱石といえば、言わずとしれた大文豪です。一番の文豪に挙げる人だって少なくないでしょう。ただ、実際に漱石の小説をちゃんと読んだことがあるという人はどれぐらいいるでしょうか?昔から教科書にのっている『こころ』ぐらいで、その他を読んだことがなかったという人も多いかと思います。

ここではそんな人に向けて、漱石の作品の一つ『三四郎』を紹介します。私は「美しい表紙で読みたい 三四郎」で読みました。

三四郎は夏目漱石の前記三部作の一つです。前記三部作は『三四郎』のあとに『それから』『門』とつながっていきますが、これらは連作ではあるものの、内容が直接的につながっているというわけではありません。主人公の年代がだんだん上がっていくというだけなので、一つ一つで読んでも問題なく楽しむことが出来ます。

三四郎は田舎から出てきた学生が、都会でどのように成長していくのか、ということを描いた作品です。東京という「自分の生きてきた世界とは全く違う」世界の中での成長というのは、現代にも通ずるものがあるのではないでしょうか?
人は人との出会いを通じて変わっていくものだ、ということがありありと分かる作品になっています。これが新聞に連載されていたというのですから、時代の違いを感じるものです。



4件のコメント

夏目友人帳
大学生と言うのは今も昔も変わらないんだなと思います。素敵な異性に惚れてしまってのめり込んだり、勉強をさぼって友達と遊んだり、自分と重ねて読みました。青春小説の金字塔だと思います。
人間関係
三角関係のようになるところは「こころ」とも似ていますが、三四郎で描かれる人間模様はこころよりももっと俗っぽくてどろどろしていて、共感できる部分が多くて私は好みです。
柔道マン
有名な小説なので読んでみたいとは思ってはいたんですが、なかなか踏ん切りがつかなかった作品で、今回偶然見かけて表紙がきれいなところに心惹かれ購入しました。夏目漱石らしい繊細な描写や文体を堪能しました。
サンシーロ
紙でも持っていますが、折角なので電子書籍でも購入しました。主人公が魅力的な女性に翻弄され、純情な部分をあらわにしているところが、好きで愛読しています。携帯で読めるのでいつでも読めて便利です。

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