日本の常識は世界の非常識?
「常識」、「コモンセンス」というものは人それぞれ違うものですが、ことさら大きな違いを見せるのが国による常識の違いではないでしょうか?
日本国内においては常識であることが、世界においては非常識であることも少なくありません。
タイトルには「世界が笑う」としているものの、本書は侮辱的にそのことを笑う一冊というわけではない。ジョークとして日本人の国民性の一端を感じさせてくれる一冊となっています。
本書はいくつかの章に分けられていますが、それぞれのカテゴリーからどんなことを言いたいのかがなんとなく見えてきます。
例えば第一章であるのが「島国根性」です。「海の先は皆外国」というのは、確かに自分もそのように思っているかも知れない、と感じさせるタイトルではないだでしょうか?
陸続きになっている国がないことが、日本の独特の文化を作り出しているので。日本はガラパゴス化している、というのもよく言われる事ですが、それに近いと考えてもよいと思います。
その他にも「生真面目」「平和主義」「変な気質」などなど様々なカテゴリーから日本人の常識について痛烈に描いており、「痛いところを突かれたなハハハ」と思えるようになっています。