中国電子書籍出版社ChineseAll社、深圳(シンセン)証券取引所に上場申請。
アジア系ITニュースサイト「TechNode」によると、中国の電子書籍出版社ChineseAll社が深圳(シンセン)証券取引所に上場申請をした。上場が認められれば電子書籍出版社では中国初となる。
引用:TechNode http://technode.com/2014/12/08/digital-publishing-company-chineseall-files-for-ipo/
ChineseAll社は2000年に設立され、電子出版の権利を作家や著作権者から買取り、様々なプラットフォームで販売を行っている。2003年以降は学校や教育機関に対してソフトウェアの販売なども行っており着実に売上を伸ばしているのだ。
出典: ChineseAll
売上推移だけを見ると順調に見えるChineseAllであるが、ここ数年は苦戦している面も実はあるのだ。
その理由の多くは、中国国内に大きなプラットフォームを持つバイドゥやテンセントをはじめ、2012年に中国でローンチされたAmazon Kindleなど外資系の電子書籍関連の企業も台頭してきているからだ。
そのため、中国の電子書籍市場は着実に成長をしており、中国の17歳~50歳までの50%以上の人がウェブ上で本を読んだ経験があるという調査結果も出ているほどであり、上場申請を行ったChineseAllだけではなく、中国での電子書籍マーケットは中国国内のみならず、海外の企業からも注目されているのである。