<佐武と市捕物控 あらすじ/作品紹介 第13回小学館漫画賞受賞>
「佐武と市捕物控(さぶといちとりものひかえ)」は、石ノ森章太郎の作品で1966年に『週刊少年サンデー』で連載、1968年から1972年まで『月刊ビッグコミック』に誌面を変え連載していた漫画作品。1968年にはNET系列でテレビアニメ化もされ1971年にはTBS系列でドラマ化もされました。2011年は世代を超えパチンコ化もされた第13回小学館漫画賞受賞作品。
江戸を舞台に下っ引きの佐武と、あんまを営む盲目の市が、殺人事件の解決に挑むミステリー連作短編集。捕縄術の名手である若い下っ引きの佐武は、故郷を飛び出して江戸に出てきたところを岡っ引きの佐平次に拾われ、下っ引きの仕事を始めます。そして、江戸で起こる数々の難事件に、親友で居合抜きの達人である市とともに挑んでいきます。それは、下っ引がかかわることのできない武家、寺がらみの大掛りな陰謀などにも及び、時に危ない目に遭いながらも、佐武と市は息の合った仕込みで事件を解決していきます。時に、佐武と佐平次の娘のみどりとの恋愛模様も織り交ぜながら、物語はハラハラ、ドキドキと進行していきます。
<佐武と市捕物控 みんなの感想/評価>
◆佐武と市捕物控という本について
佐武と市捕物控という本があり、少年サンデーの縄と石を元にしたものです。江戸の物語で、下引の佐武と盲目の居合い切りの達人の市の名コンビが繰り出す痛快なアクションもあります。またシリーズもので巻数もあり、読みごたえはあります。
賞を取ったり実写化もされている大人気作品ですので、アクションが好きな人には良い作品だと思います。
◆凄味がある作品
石ノ森章太郎の代表作の一つである「佐武と市捕物控」はなかなか手に入りそうで入らない作品なのですが(電子書籍化され気軽に読めるようになりました。)実際に読んでみると面白い作品です。この作品の見どころとしては下っぴきの佐武と盲目の居合の達人の市が出会い、事件を解決していくミステリー的な一面があることと江戸ならではの人情的な一面が描かれていたことです。感想は一話完結なのに一つ一つの物語に漫画なのにとてつもない深みで溢れている作品です。