織田信長と入れ替わった高校生サブローの運命は!?
2009年から漫画雑誌『ゲッサン』で連載を開始し、評判を呼んだ『信長協奏曲』は、テレビアニメ化、テレビドラマ化を経て2016年1月に実写版として映画化されました。各メディアを通じて展開され、ファンを増やし続ける大人気作品です。
勉強嫌いでマイペースな性格の高校生“サブロー”が、突然、天文18年の尾張にタイムスリップしてしまうところから物語ははじまります。自分と瓜二つの顔を持つ織田信長と出会い、身代わりになってほしいと頼まれたサブローは、事態が上手く呑み込めていないまま、大役を引き受けてしまう。徐々に自身が置かれた状況に気づき、とまどいながらも、現代に戻れるまで信長として生きようと決意します。当時では風変りとされる行動や発言を連発するサブロー扮する信長は、周囲から“うつけ(からっぽ、まぬけ、愚か者)”だとして批判の的に。戦国時代、信長の命を狙う者は後を絶ちません。サブローはこの先、一体どうなってしまうのか!? 本物の信長はどこで何をしているのか? 主人公の運命と、物語の展開が歴史上の出来事と融合していく面白さにも注目です!
『信長協奏曲①』 みんなの感想
◆現代っ子と歴史との見事な合奏
あの織田信長の正体は、実は現代からタイムスリップした高校生だった!?という、ありえないストーリー設定ながら、読み始めてすぐに違和感なくその世界観に引き込まれた。人懐っこさと天性の直感力から突飛な発想を繰り出す“尾張の大うつけ”― 実際の信長も、まさにサブローみたいな人物だったのではと、読後、自然に納得した自分に驚きました。
◆日本史が苦手な人にこそ読んでほしい一冊
テレビドラマを観てファンになり、コミックも読み始めました。
日本史にあまり興味の無かった私でも、没頭してどんどん読み進められました。
織田信長については、教科書に出てきた肖像画のイメージが強く、ほとんど知識がありませんでしたが、サブロー君を通してその人柄を意識することで強く興味を持ちました。
これから歴史を学んでいく我が子にも、ぜひとも勧めたいコミックです!