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俺、ツインテールになります。

水沢夢(著)/春日歩(イラスト)の俺、ツインテールになります。(電子書籍)レビュー

俺、ツインテールになります。 【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
水沢夢(著)/春日歩(イラスト) 296ページ ★★★★☆

2014年10月にTVアニメ化された受賞作品

『俺、ツインテールになります。』は、水沢夢(著)/春日歩(イラスト)のライトノベル作品です。2014年10月よりTBS系列にてTVアニメ化もされている作品です。

本作「俺、ツインテールになります。」は、驚くほど完成度が高いストーリーになっています。ツインテール好きゆえにここまで突っ走れるのは爽快ですし、ハイテンションかと思えば、熱いバトルが繰り広げられているので目が離せません。見どころは意外にも美少女ヒロインの愛香やトゥアールです。この2人のどつき漫才は主人公の存在を一瞬薄めてしまうほどです。

それぞれのキャラがしっかりたっているのでそれがまたこのストーリーの面白さを際立たせています。そしてツインテールを愛する主人公がツインテールの幼女戦士になってしまうというのもわかりやすく笑えます。しかもツインテールと変態、この二大要素をしっかりとつかんでいます。闘っている敵も憎めないようなキャラになっていてギスギスしていません。

また主人公が一番変態なのかと思いきや、周りのキャラもかなりのもので、むしろ主人公が一番まともなのではということに気づかされます。しかもツインテールと何度も作品の中で出てきますが、決してツインテール好きしか読めない内容ではありません。あまりツインテールを好きではない方でも楽しんで読めるものとなっています。

第6回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作となっているだけに最初から最後まで楽しめること請け合いです。中核をなす設定の属性力などがシンプルでわかりやすいので、あまりライトノベルを読まない方でもストーリーに入り込みやすい作品として仕上がっています。



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