<僕の初恋をキミに捧ぐあらすじ/作品紹介 第53回小学館漫画賞(少女向け)>
『僕の初恋をキミに捧ぐ』は、『青木琴美』の少女マンガ作品で、2005年から2008年にかけて『少女コミック』で連載されていた人気作品で第53回小学館漫画賞(少女向け)受賞作品です。2009年には、映画化もされています。
幼なじみの男女の一途な恋を描いた「僕の初恋をキミに捧ぐ」は、幼い頃から心臓病を患っている逞とその主治医の娘である繭が主人公となっています。ある日、繭は逞が長く生きられないことを知ってしまい、ひとり悩んでしまいます。そんなことを知らない逞は、繭に「大人になったらお嫁さんになってください」と告げると、繭もその想いに応えます。そして、ついに逞自身も長く生きられないことを知って、自分には繭を幸せに出来ないと考えて逃げるように全寮制の高校に入学を決めます。すると、繭も逞を追って同じ高校に入学するんですが、逞は冷たい態度で繭を遠ざけようとします。それでも、逞を一途に想い続ける繭ですが、お互いに恋のライバルが出現したり、病気が悪化してしまったり親の反対があったりと様々な試練が出てきます。そんな2人の恋の結末は?涙なしでは見られない命の大切さを知る作品となっています。
<僕の初恋をキミに捧ぐみんなの感想 第53回小学館漫画賞(少女向け)>
・僕の初恋をキミに捧ぐの見どころは、なんといってもかっこいいヒーローと切ないストーリーだと思います。最終回を読んでの感想はひとそれぞれだと思いますがとにかく切なくて胸がキュンキュンします。自分も学生時代に戻った気分です。また絵が綺麗なところも良い点のひとつだと思います。コミックの表紙も全部綺麗で眺めているだけでも楽しいですね。
・ 「僕の初恋をキミに捧ぐ」は作者の前作にも登場した脇役にスポットライトをあてた恋愛物語。期限付きの命を生きる逞と、彼と惹かれあう繭、そして彼らを取り巻く人物らの切なくてリアルな心理描写が見どころですね。大胆で衝撃的な展開には、少々リアルさにかける部分もありますが、主人公たちのリアルな”心の叫び”は、巻を追うごとに、読者を「僕キミ」の世界観に引き込んでいきます。