» page top
吾輩は猫である

夏目漱石の吾輩は猫である

吾輩は猫である (美しい表紙で読みたいシリーズ)

著者 ページ数 クチコミ評判
夏目漱石 311ページ ★★★★☆

「吾輩は猫である、名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」この書き出しだけで今回紹介する本が何か分かると思います。というよりもうタイトルが入っているのですが。今回紹介するのは夏目漱石の代表作「我輩は猫である」です。

今回は「美しい表紙で読みたい 吾輩は猫である 」で読みました。電子書籍本棚で見ると表紙も重要なので、青空文庫ではなくこちらを利用しました。

さて、この我輩は猫であるですが、それこそ書き出しこそ知っているものの、内容についてはよく知りませんでした。私の他にも、そういう人は多いのではないでしょうか?我輩は猫であるは、猫の視点で話が進むという、当時にしてみれば斬新極まりない手法で描かれた作品です。

猫からみると人間がどのように見えるのか、ということを描くことで、風刺的な視点というものを獲得しています。「我輩」が住むことになる珍野家の人物の魅力が、この作品の魅力をより一層強いものとしているといえるでしょう。

この「我輩は猫である」には実は続編が存在していて、それは『永遠小品』という作品集に入っている「猫の墓」という作品です。こちらはタイトル通り、この猫が死んでしまったあとのことが描かれているものなので、合わせて読んでみるのもいいでしょう。



4件のコメント

読んでみてびっくりです
タイトルをみたらきっと裏に何か難しいことあるだろうと思ったが、実際に読んでみて、こんな自然に笑える作品とは思わなかった。純文学作品は難しくて読めなかったが、この本は大丈夫でした、この表紙も含めて好きです。
夏目漱石の代表作
この表紙がきっかけで学生時代以来初めてこの作品を再度読み直した。難しい話いと思うが、読んでるとただただ面白くて感じてまだ何度も読み返すと思う。
猫目線
ネゴ目線が表紙通りに鋭い! 夏目漱石の観察力に感心する。読んでみて、名作と言われるのが納得できました。
夏目友人帳
表紙が可愛すぎる! この表紙本当大好きです。クールでかわいい、バランスが絶妙的にとれてる! 内容は何度も読み返しているが、このバージョンが好き!

書評を投稿する

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。