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味いちもんめ

あべ善太/倉田よしみの味いちもんめのレビュー

味いちもんめ 第44回小学館漫画賞青年一般部門受賞 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
原作あべ善太/作画倉田よしみ 216ページ ★★★

<味いちもんめ あらすじ/作品紹介 第44回小学館漫画賞青年一般部門受賞>

『味いちもんめ』は、原作あべ善太/作画倉田よしみによる漫画作品。連載開始時期の1986年には『ビッグコミックオリジナル増刊号』にて連載していたが、1987年に『ビッグコミックスペリオール』に誌面を変え連載。1999年には第44回小学館漫画賞青年一般向け部門を受賞し、1995年にはテレビ朝日系列でテレビドラマ化もされた人気作品。

味いちもんめは、主人公の伊橋が新宿にある料亭「藤村」で一人前の板前に成長する姿を描いた漫画です。伊橋の姿を通じて料亭の世界を垣間見ることができます。料理人としても人間としても成長していく伊橋を応援したくなります。
料理学校を主席で卒業して自信に満ち溢れている伊橋。その伊橋が洗い物やゴミ捨てなどの追い回しをやらされ不貞腐れてしまっているのを見かねて、立板の横川が、先輩である谷沢と桂剥きをやらせるシーンは、なかなか見ものです。伊橋の父親との関係やボクシングの日本チャンピオンの辻本とのシーンなど、個々のストーリーがしっかりしていて、読みごたえがあります。また、料亭「藤村」の面々が、それぞれが個性があり、主人公の伊橋との掛け合いがとても微笑ましいです。

<味いちもんめ みんなの感想評価>

◆料理人の成長物語
「味いちもんめ」の魅力は、「主人公の成長」だと思います。また魅力でもあり、この作品のテーマでもあると思います。そして人間味が溢れていて、感じられる彼の姿に非常に魅力を感じます。また、お兄さんとの兄弟愛が垣間見られてとても良かったです。また日本料理の知識もあって、勉強になる部分も非常に多いので、読んでいて面白かったです。

◆料理好きに大推薦!!
「味いちもんめ」は料理漫画で、特に料理が好きな人には非常に面白い作品だと思います。物語の流れとしては非常にスムーズで読みやすいです。しかし、時折出てくる日本料理や様々な知識などが非常に丁寧に織り込まれているため、読んでいてとても勉強にもなりますし、とても面白いです。絶対に読んだら、人に思わず勧めたくなる作品だと思います。



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