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地獄先生ぬ~べ~

岡野剛/真倉翔の地獄先生ぬ~べ~(電子コミック)レビュー

地獄先生ぬ~べ~ 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
岡野剛(画),真倉翔(原) 251ページ ★★★★☆

2014年10月よりドラマ化!妖怪と戦う教師を描く学園物語

地獄先生ぬ~べ~は、1993年~1999年まで週刊少年ジャンプで連載されていた人気作品です。テレビアニメ化はもちろんのことゲーム化などもされ、公式サイトによると文庫版の販売実績は2000万部を超えるほどです。

地獄先生ぬ~べ~の見どころは、学園ものであるという点でしょう。鬼の手を持つ主人公である小学校教師「ぬ〜べ〜」こと鵺野鳴介が次々と妖怪たちと戦っていきます。妖怪もの、オカルトものとしての面ももちろん強く持ち合わせていますが、ぬ~べ~はあくまで生徒たちを守るために戦う良き教師であるという点にこそ注目すべきです。ぬ~べ~と生徒たちの絆、生徒同士の友情や愛情、もちろん、主人公であるぬ~べ~にも友情や愛情のドラマが用意されています。それらを無くしてはぬ~べ~は語れないのです。ぬ~べ~個人を見ると、決して顔は悪くないのに女性にはモテず、お金にも困っているとダメな男性のイメージがあります。しかしそれがバトル時の真剣さと対照的であり、ゆえに良き教師としての面が際立っているのです。

かといって妖怪サイドについても忘れてはいけません。都市伝説で話題になったものから悪霊まで多くの魑魅魍魎たちが登場します。そして最終回までにはかなりの数の妖怪が出てきます。ほとんどの妖怪が1話限りの登場ですから、その量の多さはうかがい知ることが出来るでしょう。そして彼らも、人間を襲いたくて襲っているとは限りません。人間には害をなさない妖怪も少なくありません。人間の方が悪用しようとする場合もあるなど妖怪から見ても多様な物語があります。そんな彼らとの戦いと同時に、友情などの関係性についてもぬ~べ~では描かれています。

1996年にテレビ朝日系列でTVアニメ化もされましたが、2014年10月より日本テレビ系列にて丸山隆平主演でドラマ化もされています。



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