» page top
彼女がフラグをおられたら

竹井10日(著)/CUTEG(イラスト)の彼女がフラグをおられたら(電子書籍)のレビュー

彼女がフラグをおられたら 【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
竹井10日(著)/CUTEG(イラスト) ページ ★★★★★☆

副題すらフラグのラノベ/2014年テレビアニメ化

『彼女がフラグをおられたら(公式略称「がをられ」)』は、竹井10日(著)/CUTEG(イラスト)のライトノベル作品。2014年4月には独立系UHF局を中心にテレビアニメ化されました。

本作の見どころは何と言っても、その文章のテンポの良さにあります。この作品は、特徴的なキャラ付け、一風変わったシナリオ展開などがありますが、それに違和感を全く抱かせないのは、こうした文章のテンポの良さがあるからだと言えます。

近年、アニメ化もされて人気が出たこの作品ですが、この文章のテンポの良さに関しては、やはり原作ライトノベル版でしか味わうことが出来ません。キャラクターの言葉づかいや地の文体に多少のクセがあるので、苦手な方は苦手かもしれませんが、その文章に触れてみて「嫌いではない」という感想を抱いた方は、その後も必ず「竹井10日ワールド」に引き込まれます。

特に、アニメから入ったという人は、アニメでは味わう事が出来ない地の文の軽快さを味わう事ができるので、「シナリオはもう知っているから・・・」ということで読むのを諦めてしまわず、ぜひ一度原作の文章に触れてみてください。

ちなみに、アニメ版では原作のストーリー、会話などが一部、あるいは大幅に改編、短縮されているため、アニメ版と原作版を見た方では大きく印象が異なるはずです。ですので、「アニメしか見ていないが、それほど興味が持てなかった」あるいは「アニメを見たが、すごく面白かった」という方のどちらにもお勧めの作品です。



書評を投稿する

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。