<怪盗ジョーカー あらすじ/作品紹介 第58回小学館漫画賞児童向け部門受賞>
『怪盗ジョーカー』は、『たかはしひでやす』作の漫画作品で、2007年に『別冊コロコロコミック』4月号で連載開始、その後2008年には誌面を変え『月刊コロコロコミック』にて連載されています。2014年には独立局のTokyo MXなどを中心にテレビアニメ化されました。
少年漫画のなかでも、特に最近注目を集めている「怪盗ジョーカー」。彼は、さまざまなマジックのようなトリックを駆使し、世界中のお宝を狙います。相棒のハチと一緒に旅を続け、お宝をゲットしていきます。
この作品には、ジョーカーを必死に捕まえようとする警察官や探偵などとのやり合い、他の怪盗とのバトルなど、たくさんの見どころがありますが、その中でもやはり一番の注目ポイントは、ジョーカーの織りなす色々なトリックです。奇抜なトリックで、ピンチをするりと切り抜ける彼の姿はかっこよく、少年たちから人気が出るのもうなずけます。少し無理があるのではないか、と思いがちな部分もありますが、そこはやはり漫画ですし、対象年齢も低めなので、気持ちよく読むことができます。奇想天外な展開・ノリの良さは、少年少女はもちろん、少し漫画に飽きてしまっている大人でも、深いことを考えずにさらりと読めるかもしれません。
また、演出が上手な点と、個性的な絵柄とキャラクターが生き生きと動いている点は、作者の画力の成せる技と言えます。主人公のジョーカーと相棒のハチ、敵方にあたるキャラクターなども含めて、キャラクターデザインがとても個性的で、描き分けが十分にできていて読んでいてわくわくします。派手なアクションや、ストーリーやギャグもおもしろく、少年漫画の「王道」と言っても良いかもしれません。今後も、新たな展開が期待される作品だと言うことができます。
<怪盗ジョーカー みんなの感想>
◆やはり見どころはトリックのすごさではないでしょうか
もうだめだと思ってもすごいトリックでなんなくお宝をいただく。怪盗ジョーカーの道具にイメージガムというものがあります。
このガムを膨らますと風船のようになり空を飛べたり膨らましたガムを体につけると変装できたりもします。これを見ての感想はすごいですね。というかこれを書く人がすごすぎですね。良い点はやはり強盗と違い人を傷つけずにお宝をいただくところです。
◆「怪盗ジョーカー」の魅力
この「怪盗ジョーカー」の主人公であるジャックは、天然かつ元気な少年です。たまに、ちょっとだけ強引な手法も使いますが、非常に颯爽としており、そして素直に感情移入できる主人公なので、本当に好感が持てます。絵に関してなのですが、とてもわかりやすくて、親しみやすさもあって、キャラクターデザインはとてもいいのではないかと思います。