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電子書籍の書評ランキング

日本発の電子漫画がAmazon Kindleの漫画チャートで全米1位を獲得?
Youtubeチャンネルを使ったプロモーション方法とは?

2014年6月30日

オリジナル電子漫画の配信を手掛けるストレンは1月10日、電子コミック『メイドですから!』のプロモーションビデオをYoutubeチャンネルで配信開始した。

 

ITmedia eBook USERによると英語版『メイドですから!』はAmazon Kindleの漫画チャートで全米1位を獲得。2011年から中国で、2013年からは韓国でも配信を開始したが、日本発電子コミックの認知度を上げるために、YouTubeチャンネルを開設し、日本語、英語、仏語、韓国語の4か国語によるプロモーションビデオの配信を開始したという。

※引用http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1401/10/news105.html

 

これまで電子書籍・電子漫画のプロモーションは大きく分けて2つの方法があるとされていました。

1つはフリーミアム

フリーミアムという言葉は今では一般的になってきましたが、主にソーシャルゲームなどで使われるビジネス手法で、アプリを無料でダウンロードさせてゲーム中にアイテムなどを購入させ課金をさせる仕組みです。

電子書籍・電子漫画の業界でも広くこの手法が使われています。

電子漫画の1巻を無料にし、それに続く有料版の購入へ誘導するという流れです。

各社電子漫画の1巻や1~3巻を無料にするキャンペーンを行っており、電子書籍ストア(AmazonやiBook)などでも無料キャンペーンバナーなどを展開しているのでそれなりの効果があると思われます。

 

もう一つはSNS

フリーミアムで1巻無料などの施策が行われる前、まだ電子書籍が今ほど広がっていない時はSNSによるプロモーションがメインだったと思います。

電子書籍のストアや出版社がTwitterやFacebook、ブログなどのアカウントを作成しSNS上で書籍の宣伝、告知を行う施策です。

大幅な売上増に直結する施策ではないとされていますが、著者や有名な人が告知を行うとそれなりに効果があるとされています。

 

他にも電子書籍・電子漫画のプロモーション方法はたくさんありますが、ざっくり上の2つの方法がメインでした。そんな中で今回のストレン出版のYoutubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCHpEXRibVWLxBOPgrseXqzQ/videos)を使ったプロモーションは新たな取り組みと言えます。

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主人公が立派なメイドになるために奮闘するという内容ですが、その内容の一部を音楽と一緒に紹介するというプロモーションビデオになっており、多いものは再生回数が1万回以上にもなっています。

 

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1万回以上再生され、SNS上でシェアもされています。

 

 

しかし、調べてみると最近Youtubeを使ってプロモーションを行っている会社は増えてきているようです。

 

eBookJapanhttps://www.youtube.com/channel/UCVOeX0co-5Rd1vZ7dNFz2Fg

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こちらは電子書籍サイトのeBookJapanが運営するYoutubeチャンネルです

自社サイトの紹介動画や独自の企画で電子書籍のプロモーションを行っています。

宇宙飛行士の若田さんが宇宙空間で電子書籍を読む企画などはとても面白いと思います。

 

 

2MANGAPOLO(マンガポーロ)

(http://youtubejpblog.blogspot.jp/2013/02/mangapolo-1.html

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こちらのMANGAPOLO(マンガポーロ)は電通がYoutube上で開設した漫画ちゃんねる。

ドラゴンボールなどの人気作品のカラーコミックを動画形式で配信しており、コミックの新たな表現方法として注目されています。

 

3、エイ出版社https://www.youtube.com/user/eipublishing

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様々なジャンルの雑誌や書籍を出している出版社ですが、Youtubeを活用して漫画を公開したりWebと雑誌との連動企画などを展開しています。

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4、ゴマブックス株式会社

https://www.youtube.com/channel/UCorJSPAfzwPf3m5u5cXcIyA

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電子書籍をメイン事業にし、様々なプラットフォームで電子書籍を配信している出版社です。

 

 

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コンテンツこそ多くないものの中村うさぎなどのインタビュー動画などをアップしています。

 

 

いくつかご紹介させていただきましたが、様々な会社がYoutubeを使ったプロモーションを展開しています。電子書籍のプロモーションとして大成功した事例はまだ出てきていないので今後どんなプロモーション方法が出てくるのか楽しみです。