誰もが知る「星の王子さま」を知る
日本国内だけでなく世界にその名をとどろかせるサン=テグジュペリによる不朽の名作星の王子さまです。作者のサン=テグジュペリの前書きが印象的で、星の王子様は一般的には児童書に分類されます。しかし先に述べた通り前書きには親友、もちろん大人のレオン・ウェルトに捧げています。
またこの前書きの中でインナー・チャイルドという言葉をしきりに使っています。インナー・チャイルド直訳すれば「内なる子供」、つまり誰しもが子供の心を持っているのだと述べられています。しかしサン=テグジュペリはこう述べています「もっとも、そのことを自覚している人は本当にすくないのですが」と。
このセリフを現代の日本人であれば多くの人が理解できるでしょうが、もしかしたら我々が大人として幼くなったのかもしれないと考えさせれます。
星の王子様は児童書であると共に哲学書であるという人も大勢います。確かに大人が読むにはいささか難解かもしれません。そして子供が読むにもいささか難解であるかもしれません。そんな本がこの「星の王子さま」であるといえるでしょう。
ですが一度も「星の王子さま」を読んだことがない方は是非読んでみてください。ちょっと変わった世界の本であり情緒あふれる魅惑的な本であるということは誰しもが認めるところではないでしょうか。
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