日本の歴史的芸術作品「春画」。今その春画の立場が危ぶまれている。
朝日新聞の報道によると、警視庁は今月19日、「春画」と女性のヌード写真を近いページに掲載することはわいせつ図画頒布罪に当たる可能性があるとして、週刊誌4誌に「過激な内容を掲載しないよう配慮を求める」と口頭で指導したことがわかった。
そもそも春画は日本の歴史的で芸術的な作品であり、本来であれば罪に問われるようなものではない。今回の件は、警視庁によると「同じ号でヌード写真も掲載しており、それにより春画のわいせつ性が強調されると判断した」という。
現在永青文庫で行われている春画展をはじめ、これまで日陰の存在だった春画がブームとなっている。その一方で、春画は「芸術か、わいせつか」という議論がこの件がきっかけでこれまで以上に活発となっている。
同じ春画でも、ヌード写真が近くにあれば「わいせつ物」で、そうでなければ「わいせつ物ではない」という線引きがはっきりしない警察側の対応に憤りの声を示す出版関係者も多い。
引用元:朝日新聞デジタル http://bit.ly/1hSnFPt
春画展 http://www.eiseibunko.com/shunga/
電子書籍 春画 http://www.goma-books.com/archives/15750