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未来日記

えすのサカエの未来日記(電子コミック)レビュー

未来日記 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
えすのサカエ 211ページ ★★★★

日記を武器にサバイバル!!

『未来日記』は、えすのサカエの作品で2006年から2011年まで『月刊少年エース』で連載されていたロー・ファンタジー漫画です。2011年には独立局を中心にテレビアニメが放送されました。また2012年4月にはフジテレビ系列にて『未来日記-ANOTHER:WORLD-』のタイトルでドラマ化された人気漫画です。

主人公の天野雪輝とヒロインである我妻由乃が生き残りを賭けて、他の10人の登場人物と殺し合うサバイバルゲームを描いたロー・ファンタジー漫画です。武器となるのは登場人物たちが持つ日記で、これは本作品のタイトルにもなっている「未来日記」と呼ばれています。日記のタイプは大きく分けて3つあり「未来を予測する日記」「リアルタイムに報告を記録する日記」「日記を監視する日記」です。

タイプは大まかに分けてこの通りではありますが、所有する日記は全て異なる能力を持っています。例えば、雪輝であれば「自分以外の未来を表示する日記」であったり、由乃であれば「雪輝の未来を表示する日記」であったり、このバトルが開始する前につけていた日記の内容がそのまま能力化されているのです。

この漫画の見どころは、未来が読めるという特性から相手の行動や心理を読みながら戦わなければならない、力任せのバトル漫画とは違った緊張感を味わえるところでしょう。

雪輝や由乃らが持つ「未来を予測する日記」は、その予測からずれるように未来を変えることで常に書き換わる仕組みとなっているので、その能力を使って殺害から逃れ自分に優位になるように調整しながら戦います。由乃が病的なまでに雪輝を愛する理由や、訪れる意外な結末など、最後まで一気に読み通すことができる作品です。



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