※画像は本屋大賞より
全国の書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ「第13回 本屋大賞」の発表会が4月12日(火)に行われ、大賞は宮下奈都さんの『羊と鋼の森』に決定した。
『羊と鋼の森』は、ピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師として・人として成長していく姿を描いた長編小説だ。
また翻訳小説部門では、ガブリエル・ゼヴィン(著)、小尾芙佐(訳)『書店主フィクリーのものがたり』(早川書房)が選ばれた。
2016年本屋大賞は、2014年12月から2015年11月に出版された日本の小説が対象で、一次投票には全国435書店552人が参加し、二次投票には276書店331人が参加した。
今後は、電子書籍を対象とした賞の創設が望まれる。
◆大賞以外の順位は以下の通り
2位 住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社)
3位 中脇初枝『世界の果てのこどもたち』(講談社)
4位 西川美和『永い言い訳』(文藝春秋)
5位 辻村深月『朝が来る』(文藝春秋)
6位 米澤穂信『王とサーカス』(東京創元社)
7位 深緑野分『戦場のコックたち』(東京創元社)
8位 東山彰良『流』(講談社)
9位 中村文則『教団X』(集英社)
10位 又吉直樹『火花』(文芸春秋)
◆翻訳部門の順位は以下の通り
2位 ケン・リュウ(著)、古沢嘉通(訳)『紙の動物園』(早川書房)
2位 ヨナス・ヨナソン(著)、中村久里子(訳)『国を救った数学少女』(西村書店)
3位 ミシェル・ウェルベック(著)、大塚桃(訳)『服従』(河出書房新社)
3位 呉明益(著)、天野健太郎(訳)『歩道橋の魔術師』(白水社)
【参照】
本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/