電子書籍とリアル書店の双方が儲かる仕組みを楽天実現へ
電子書籍ストア「kobo」を運営する楽天がリアル店舗との提携を進めている。
楽天と提携を結んだ書店は店頭で楽天の電子書籍端末「kobo」を販売、会員になった読者が楽天kobo内で電子書籍を購入するとその数%が手数料として書店に支払われる仕組みだ。
既に全国200店舗の中小書店で同サービスを展開しており、担当するイーブック部オフラインチームは「出版業界にとっても電子書籍端末をどう普及させるかが課題で、読み手と直に接する書店と連携しながら、双方に利益があるビジネスモデルにつくり上げたい」と話す。
近年リアル書店の数が急激に減少してきており、各社は対応に迫られている。読者が紙の書籍から電子書籍にうつったことが原因で売上が落ちていると考える書店関係者もいる。
今回の施策はそういった書店離れ、読書離れを食い止めリアル書店と電子書籍ストアの両者に利益がでるための施策と言える。
楽天koboのコンテンツ数は25万作品以上になり、数でいうと国内トップレベルだ。しかし売上でいうとAmazon kindleにはまだまだ及ばないと思われる。今後は会員数と端末ユーザー数をどれだけ伸ばせるかがポイントになってくるだろう。今回の施策がどれだけ効果を生むのか、動向に注目したい。
※引用 佐賀新聞 http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10103/136927
楽天kobo
http://books.rakuten.co.jp/event/e-book/camp-bestprice/?sclid=a_ebook_a00095_camp-bestprice