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機動警察パトレイバー

ゆうきまさみの機動警察パトレイバー(電子コミック)レビュー

機動警察パトレイバー  【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
ゆうきまさみ 183ページ ★★★★

実写映画公開の話題作

『機動警察パトレイバー』は、1988年から1994まで週刊少年サンデーで連載された「ゆうきまさみ」の作品で人気を博したロボット漫画です。原作である漫画はもちろんのこと、TVアニメ(OVA)、映画、小説など当初から複数メディアでの発表を前提とした「メディアミックス」作品として話題になった点も特徴です。また2014年に実写版の映画公開など連載開始から20年以上たった今日でも根強い人気がある作品です。

舞台は1990年代の日本、ロボット技術を応用した作業機械である「レイバー(Labor)」が日常的に利用されている近未来。東京では地球温暖化対策、大地震の復興を目的とした「バビロンプロジェクト」が進行しており、国内のレイバーが集中投下されていました。その結果、レイバーによる事故、レイバーを用いた各種犯罪が横行し、社会問題となってしまいました。

この犯罪対策のため、警視庁が「対レイバー犯罪対応専門部署」として新たに「特車二課」を設置、パトロールレイバー(パトレイバー)が誕生します。こうして、専用レイバーである「イングラム」と、癖者揃いの隊員たちによって、特車二課の物語が進行していきます。この作品は、大きなカテゴリとしては「ロボットもの」に分類されるため、パトレイバーや各種レイバーの戦闘シーンやレイバーの各種ギミックなども大きな魅力です。

しかし、人間群像劇の部分も見逃せません。泉、篠原など、特車二課の隊員たちが、バビロンプロジェクトやレイバー犯罪と対峙しながら一人の人間として成長していく、その過程も大きな見どころの1つです。



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