「涼宮ハルヒの憂鬱」は、谷川流著(イラストはいとうのいぢ)の小説です。いわゆるライトノベルに分類され、角川スニーカー文庫から発売されています。現在は11巻まで発売されており、最新刊の「涼宮ハルヒの驚愕」は待ち望まれていたこともあり、社会現象にも発展しました。当然TVアニメ化などもされています。
作中に出ててくるとても有名になったセリフ「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」からもわかる通り、ヒロインであるハルヒは変人です。そんなヒロイン・ハルヒが集めた未来人、宇宙人、超能力死者たちとともに、SOS団なる団体を結成しハルヒに振り回されながら、学園生活を楽しんでいきます。
ヒロインであるハルヒには超常現象を引き起こす能力があり、それをハルヒ本人に知られないように問題を解決していきます。ハルヒが集めたSOS団のメンバーは協力して事態の収束に奔走しますが、それぞれにそれぞれの思惑があり、葛藤する様も描かれています。
この作品では、日常と非日常は隣り合わせです。直前まで、普通の学園生活を送っていてもすぐ後には、非日常の世界に存在しているなんてことはザラにあります。敵対勢力の存在もあり、次はどんなトラブルに巻き込まれるのかが読めないのもこの作品の見どころの一つです。