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白鳥麗子でございます!

鈴木由美子の白鳥麗子でございます!(電子コミック)レビュー

白鳥麗子でございます!第13回講談社漫画賞少女部門受賞 【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
鈴木由美子 184ページ ★★★

局を超え、二度ドラマ化された傑作漫画

「白鳥麗子でございます!」は、1987年から1991年にかけて『mimi』に連載された鈴木由美子の人気作品で、第13回講談社漫画賞少女部門を受賞しています。また1989年にはTBS系列で、1993年にはフジテレビ系列でテレビドラマ化(2期)されています。

「白鳥麗子でございます!」の見どころは、主人公の高すぎるプライドです。主人公の白鳥麗子は、容姿端麗でお嬢様なのですが、性格に少々難ありのようです。麗子に降りかかるすべての困難は、高すぎるプライドが何よりの原因なのです。しかし麗子はそんなことには全く気が付いていません。しかも超がつくほどの楽天的な思考の持ち主で、それが勘違いの大暴走を巻き起こしていきます。

そんなプライドの高い白鳥麗子は、実は秋本哲也というイケメンでも御曹司でもないごく普通の男性に一途な片思いをしています。が、すべてにおいて対照的な二人がうまくいくはずもなく、ライバルの大富豪の令嬢かきつばたあやめにまで邪魔をされ、大騒動の展開になっていきます。

また、作品ではふたりの恋の行方に加えて、数々の珍事件が白鳥麗子を襲います。どんな事件も、麗子の高すぎるプライドと持ち前の楽天的思考で大爆笑の連続と化します。お腹をかかえて涙を流して笑ってしまったという読者は少なくないはずです。仕事で落ち込んだり、元気の出ない時に読むと、沈んだ気分なんてあっという間に吹き飛んでしまうこと間違いなしでしょう。誰もが元気を取り戻してしまう、不滅の爆笑コミックの一つです。



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