朝日新聞社が主催する「第20回手塚治虫文化賞」の受賞作品が発表された。
マンガ賞には、一ノ関圭=作『鼻紙写楽』(小学館)、あずまきよひこ=作『よつばと!』(KADOKAWA)の2作品が選出された。
『鼻紙写楽』は、『茶箱広重』、『裸のお百』などの名作で知られる一ノ関圭が、歌舞伎と浮世絵を題材にした作品だ。
一方の『よつばと!』は、5歳の女の子「よつば」と「とーちゃん」たちの何気ない日常を描いた作品で、これまでにも第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をはじめとして数々の賞を受賞している。
手塚治虫文化賞は、日本のマンガ文化の発展に大きく寄与した手塚治虫の業績を記念し、朝日新聞社が1997年に創設したもので、書店員・マンガ関係者による推薦を参考に、8名の社外選考委員が選出する。
◆マンガ大賞
一ノ関圭=作『鼻紙写楽』(小学館)
あずまきよひこ=作『よつばと!』(KADOKAWA)
◆新生賞
安藤ゆき=作『町田くんの世界』(集英社)
◆短編賞
中崎タツヤ=作『じみへん』(小学館)
◆特別賞
京都国際マンガミュージアム
【参考】
朝日新聞デジタル:http://www.asahi.com/articles/ASJ4L51NFJ4LUCVL01P.html