ロサンゼルス・タイムズ、シカゴ・トリビューンなど複数の有力新聞社を抱える米国出版大手のトリビューン・パブリッシングは、新聞事業の従業員約500人が早期退職することを発表した。
同社は昨年、トリビューン・カンパニーから新聞・出版部門が独立する形で設立されたばかりだったが、電子書籍の台頭をはじめとする出版業界の急速な変化に対応できず、業績不振に陥っていた。
トリビューン・カンパニーは2008年末に経営破綻して以来、メジャーリーグ球団シカゴ・カブスのオーナー権を譲渡するなど、再建へ向けて様々な試みを行ってきたが、未だ苦境から脱することが出来ずにいる。近年のメディア環境の移り変わりは、米国を代表する大企業さえも悩ませているようだ。
引用元:産経ニュース