米国出版社協会(Association of American Publishers)は、2015年1月から5月までの米国内における電子書籍の売上が約10%減少したことを発表した。
同協会のレポートによると、電子書籍の売上だけではなくそれを読むリーダー端末の売上も減少傾向にあり、昨年の累計販売台数は約1,200万台で2,000万台近くまで販売した2011年の約60%に留まっているという。
一方で、5年前は全1,410店舗だった米国書店協会(American Booksellers Association)のメンバー数が、昨年は1,712店舗まで増加したという。つまり電子書籍の売上は下がっているいっぽいでリアルの書店の数が増えてきているということだ。
これらの調査結果は、読者たちが電子書籍から紙書籍への回帰を始めたことを示しているが、米国内最大のシェアを誇るアマゾン社では依然として電子書籍の売上が伸びており、出版社を経由しない自費出版作品も増えているという。
引用元:The New York Times http://nyti.ms/1OrC0Rx