以前当サイトでも紹介した、紙の雑誌を店頭で購入すると、電子版も自動的に無料で手に入るというサービス「Airbook」がスタートしてから4ヶ月が経とうとする。
TSUTAYAは20日、同サービスの利用状況などを公開した。
Airbookは、全国の727のTSUTAYA店舗で対象となる雑誌を購入する際にTカードを提示すると、その電子版が電子書店「BookLive!」で読めるようになるというもの。
現在の対象誌は『MEN’S NON-NO』『Seventeen』『週刊東洋経済』『ダイヤモンドZAi』『CasaBRUTUS』『週刊サッカーダイジェスト』など20社53誌。
TSUTAYA BOOK NETWORKの調査によるサービス開始以降の売り上げ推移は、定期刊行されているもので、TSUTAYAでの売り上げが業界平均対比で102.5%に、JTBパブリッシングが不定期刊行している旅行ガイドブック『るるぶ』も前年の業界平均対比で110.5%といずれも売り上げを伸ばした。
2月4日時点で727店舗が対象店舗となっているが、中でも、SHIBUYA TSUTAYA、TSUTAYA BOOK STORE 神谷町駅前店、TSUTAYA 大崎駅前店での利用率が高く、対象誌を購入する10人に1人がAirbookを利用しているという。
サービス開始当初は当サービスを疑問視する声が多かったが結果は悪くはないようだ。
しかし一概に成功とは言えない。今回の結果がAirbookの影響で売上が伸びたのか、それとも別の要因で伸びたのかをさらに検証する必要があるのではないだろうか。
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