シャーロック・ホームズといえば、ミステリー界の帝王です。日本にも多くの「シャーロキアン」と呼ばれるフリークスがいるぐらいでしょう。私もそんなシャーロック・ホームズに触れてみようと思い、今回手に取ったのが『英語原文で味わうSherlock Holmes1 緋色の研究/A STUDY IN SCARLET.』です。
緋色の研究はシャーロック・ホームズシリーズの第一章です。そのため、シャーロック・ホームズという人物について最も印象を作っている作品といっても過言ではないでしょう。この本では本編の前に作者アーサー・コナン・ドイルと主人公シャーロック・ホームズについての略歴が掲載されているなど、読む前から情報を得ることができる作りになっています。
さて、内容についてですが……ミステリの書評は難しいですね。ネタバレになるようなことは言えないので、分かりやすい部分としてシャーロック・ホームズの為人について2,3書いていきましょう。
シャーロック・ホームズは、正義のために奮闘する探偵、というわけではありません。本人自身も薬物中毒という、人間的にはあまり良い人というわけではないのです。また、実は兄がおり、ホームズ以上の才能を持っているのですが、あまり出てこないという不思議な人間関係があるのです。
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